資産運用

株のインカムゲインは配当金だけじゃない【貸株でお小遣い稼ぎ】

貸株って何?どんな仕組みでどれくらい金利がもらえるの?

こんなお悩みを解決する記事になっています。

私は「貸株」のサービスが利用できる楽天証券で日本株の売買をしつつ、貸株による金利を受け取っています。

私が受け取っている貸株金利は年間5000円以上で、決して少なくない金額です。

預金の金利よりはるかに高いんです。

この記事では、貸株の仕組みやメリットとリスクを解説し、私が1年間に受け取っている金利を実際に公開します。

この記事を読んで、リスクをきちんと把握したうえで、ぜひ貸株にチャレンジしてみて下さい。

楽天証券

貸株とは?

証券会社に株を貸し出し、対価として金利を受け取るサービスです。

文字通り「塵も積もれば山となる」で、貸株の金利は案外馬鹿になりません。

私は2020年11月時点で、楽天証券に時価総額約700万円の株を保有しています。

このうちの一部で貸株サービスを利用しており、年間5000円以上の金利を受け取っています。

預金の金利よりはるかに高い

銀行にもよりますが、預金の金利は0.001%~0.002%なので、700万円預けていても70円~140円程度です。

さらに、この金利に対して税金も掛かるので、結局受け取れる金利は雀の涙ほどです。

私が貸株している銘柄の金利は全て0.1%なので、圧倒的に預金の金利より高いことが分かると思います。

貸株のメリット

メリットはただ1つ。

高い金利が受け取れる点です。

証券会社や銘柄によって金利は変わります。

私が利用している楽天証券だと、高いもので金利が10%を超える銘柄があります。

最低でも0.1%です。

預金の金利と比べると数百倍~数万倍ということになります。

預金と違って資産価値そのものが減るリスクは伴いますが、どうせ株式運用しているなら貸株サービスを利用したほうがお得です。

貸株のリスク

金利が高い反面、いくつかのリスクがあるので紹介します。

配当金や株主優待が受け取れない

株を貸し出すと所有権を失います。

そのため、権利確定日に所有権を失ったままだと配当金と株主優待はもらえません。

ただし、このリスクは証券会社のサービスで回避できます。

詳細はこの後解説します。

貸出中に証券会社が倒産すると補償されない

証券会社が倒産した場合、分別保管という制度で守られているため口座のお金や株は全額補償されます。

ただし、貸株中は別です。

株を貸し出している最中に証券会社が倒産した場合、貸し出している株は保証されません。

楽天証券

デメリットの一部は回避できる

貸株中に権利確定日を迎えると配当金や株主優待がもらえないと説明しましたが、このリスクは証券会社の貸株プランで回避できます。

楽天証券のプランを例に解説します。

株主優待優先

株主優待の権利確定日に、自動的に貸出中の株を返してもらい、所有権を得るプランです。

「株主優待がもらえない!」というリスクを回避できるすばらしいサービスです。

株主優待の権利獲得後は、自動的に株を貸し出してくれます。

ただし、注意点がいくつかあります。

  1. 返却期間中は金利が受け取れない
  2. 株主優待が無い銘柄については返却されない
  3. 株主名簿への同一株主番号の記載の連続性が途切れる可能性あり

当然ですが、返却してもらえばその期間中の金利は受け取れません。

また、株主優待がない銘柄については自動返却されません。

一番気をつけないといけないのは3つめの注意点です。

長期保有の株主に対し、追加の優待を付与するケースがあります。

この条件が「株主名簿に同一株主番号で・・・」といった場合、貸し出し&返却を繰り返すと株主番号が変わる可能性があります。

そうなると条件を満たしたことにならないので、長期保有の優待を受けられなくなります。

株主優待・予想有配優先

株主優待や配当金の権利確定日に、自動的に貸出中の株を返してもらい、所有権を得るプランです。

株主優待と配当金の両方がもらえます。

注意点としては先ほどとほぼ同じですが、こちらのプラン特有の注意点は次の通りです。

  1. 予想配当情報が0円の場合は返却されない
  2. 予想配当情報が未定&過去2回の確定配当情報が0円の場合は返却されない

業績悪化等で配当金が0円になりそうな銘柄は注意が必要です。

受け取った金利の公開

2019年の1年間で受け取った貸株金利の一覧を載せてみました。

2銘柄の貸し出しで、毎月400円前後受け取ってます。

2019年の1年間で合計5415円受け取りました。

こちらの図は2019年3月の金利一覧です。

私は「株主優待優先」のプランで貸株サービスを利用しています。

貸し出している2銘柄ともに3月末と9月末が権利確定日なので、3月末は自動返却されたので金利を受け取ってないことが分かります。

まとめ

貸株サービスのない証券会社もあるので、株で資産運用を考えている場合は、ぜひ貸株サービスのある証券会社を選びましょう。

資産運用にリスクは付き物ですが、株を口座に塩漬けしておくくらいなら、貸株サービスを利用して金利をコツコツ受け取るほうが良いと思います。

この記事を読んで、メリットとリスクをきちんと把握したうえで、貸株にチャレンジしてくれたら嬉しいです。

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