資産運用

トライオートETFでナスダック100トリプル(TQQQ)の運用開始

2021年1月からインヴァスト証券でトライオートETFの運用を始めました。

投資対象はナスダックトリプル(通称TQQQ)で、まずは100万円を入金してのスタートです。

この記事ではトライオートETFでの注文方法と、運用実績を公開します。

記事の最後では、運用開始から1週間後の実績も公開しているので、ぜひ参考にしてください。

トライオートETF

ナスダック100トリプルで運用

ナスダックトリプルを選んだ理由はTwitterがきっかけ。

「一晩で大量決済されて数万円の利益が出た」というツイートを目にする機会が多かったです。

この情報だけ聞くと胡散臭いと思うかもしれません。

当然リスクが高いと思ったのできちんと調べました。

確かにハイリスクハイリターンの投資なのですが、次の点から私にとってはうってつけの投資だと考えました。

  1. 日本株、FX、CFDで運用しているのでETFの運用も取り入れると分散投資になる
  2. 注文がカスタマイズできるのでトラリピに近い運用ができる

分散投資になる

ナスダック100は、アメリカのナスダック証券取引所に上場している主要企業100社の詰め合わせインデックス。

そのため、100社に分散投資しているのと同じ効果があります。

ナスダック100トリプルはナスダック100に3倍のレバレッジをかけたETF。

ナスダック100の3倍の値動きをするので、分散投資を可能にしつつ、激しい値動きを利用したキャピタルゲインも狙えます。

このチャート↑はナスダック100。

2021年1月7日の5時12分に大きく上昇してます。

上昇幅は+0.68(+0.22%)です。

一方で、こちらのチャート↑はナスダック100トリプル。

同時刻の2021年1月7日の5時12分に大きく上昇してます。

上昇幅は+1.19(+0.69%)です。

ナスダック100トリプルのほうが値動きが大きいことが分かります。

ハイリスク&ハイリターンではありますが、私にとってはETFでの運用も取り入れることで分散投資になると思ったので挑戦してみました。

トラリピに近い運用が可能

トライオートETFにはビルダー機能という、注文を1つ1つカスタマイズして発注できる仕組みがあります。

この仕組みを利用すれば、トラリピのように幅広いレンジに複数のトラップを仕掛けることで、ほったらかしに近い運用が可能となります。

詳細は、次の注文方法でご紹介します。

トライオートETFの注文方法

インヴァスト証券に口座を開設するとETFの取引画面が表示できるようになります。

step
1
ビルダーを選択

取引画面のビルダーを選択します。

step
2
ETFで作る

ETFで作るを選択します。

step
3
マルチカスタム

マルチカスタムを選択します。

シングルカスタムは、トラリピで例えるならトラップを1本ずつ注文する方法なので面倒くさくてお勧めしません。

step
4
銘柄を選択

ナスダック100トリプルを選択します。

step
5
ロジック設定

注文内容の詳細を設定します。

 

売買:買(ナスダック100は上昇相場なので売ではなく買)

レンジ幅(ドル):注文を仕掛けるレンジ幅

本数:トラップの本数(最大100本)

数量:セット数(1なら本数×1、2なら本数×2)

スタート価格:価格指定で、レンジ幅の最大値を指定

利確幅(ドル):狙いたい利確値

カウンター値(ドル):利確幅のマイナスの値

カウンター固定:チェックON

レンジ幅と本数でトラップ間隔が決まる

私の設定だと100ドルの幅に100本注文するので、トラップ間隔は1ドル。

単純で分かりやすい注文にしてみました。

スタート価格から下にトラップを仕掛ける

スタート価格を200ドルにした場合、200ドルから下方向にトラップを仕掛けます。

先ほどの画面キャプチャだと、200ドル→199ドル→198ドル・・・のように1ドル間隔で100本のトラップを仕掛けることになります。

最後の100本目は101ドルです。(100本目が100ドルじゃない点に注意!)

最適な利確幅は不明

トラリピのようにATRのような指標を基に利確幅を決めるのもいいですが、あまりお勧めしません。

認定ビルダー2億り夫婦さんのブログで紹介されている通り、値動きが激しいので、その時々で最適な利確幅が違うからです。

そのため、利確幅5ドルを1セット、利確幅7ドルを1セット、利確幅10ドルを1セット・・・のように複数の利確幅の注文をしておくと利益の取りこぼしリスクが減ります。

ただ、その分証拠金が必要になるので十分な資金が必要になります。

参考:推奨証拠金は1ドル間隔の100本で約100万円

注文確定する前に推奨証拠金を自動で計算してくれます。

このキャプチャ↑は、100ドル~1ドルに100本注文した時のものです。

推奨証拠金が約99万円となっています。

注文確定前に必要な証拠金をきちんと確認しましょう。

参考:トラリピ的な設定

私は0ドル~200ドルの間に200本仕掛けてます。

  1. 200ドル~101ドルに計100本を1セット→先ほどの注文方法で紹介した内容
  2. 100ドル~1ドルに計100本を1セット→先ほどの注文方法STEP5で、スタート価格を100ドルにした注文

<200ドル~101ドルの計100本の注文>

<100ドル~1ドルの計100本の注文>

上限値を200ドルとしている理由:分割を想定

「ナスダック100トリプルは上昇相場だから、上限が200ドルだと上抜けしちゃうんじゃないの?」

このように考える方がいると思います。

確かに可能性としてはゼロではありませんが、非常に低いと考えてます。

なぜなら、ある程度価格が高くなると「分割」が行われてきているからです。

2018年5月23日に1:3に分割されました。(この当時、分割前は150ドル程度だったようです。)

2021年1月21には1:2の分割が予定されています。(この記事を書いている2021年1月8日時点では180ドル程度。)

この経緯を踏まえると、200ドルに達する前に分割される可能性が非常に高いので、200ドルより上に注文する必要はないと判断しました。

トラリピ設定は、設定したレンジ幅内で上昇/下落を繰り返すことを前提とした設定なので、上昇相場のナスダック100トリプルには不向きです。

ただ、「分割」を考慮すると結果的に上昇/下落の繰り返しと言えるので、トラリピ設定は有効だと考えてます。

稼働停止して証拠金を抑える

トライオートETFの長所は、トラップ1つ1つを稼働停止できる点です。

1セット100本の注文を全て稼働させると、発注証拠金だけで約36万円必要です。

このキャプチャ↑は、200ドルから101ドルに仕掛けた100本すべてを稼働した状態。

一方でこのキャプチャ↑は、200ドル~151ドルの50本だけ稼働して、150ドル~101ドルの50本は稼働停止した状態。

半分稼働停止したので、発注証拠金も約半分で済むことが分かります。

一気に150ドルを下回る可能性は十分あります。

ただ、稼働停止している150ドル以下でポジションを抱えることが無いので、仮に大幅に下落したら、

  • 下落時の価格に合わせて再稼働。
  • ポジションを抱えてない200ドル近辺の注文を稼働停止する。

といった戦略でいこうかなと考えてます。

「ほったらかし」が望ましいですが、毎日株価と為替をチェックしている私にとって、稼働停止&再稼働の手間はそれほど負担ではありません。

稼働停止&再稼働が面倒くさいという方は、証拠金を十分用意したうえで全ての注文を稼働しておいたほうがいいでしょう。

運用実績(運用開始から1週間)

2021年1月1日から、0ドル~200ドルの間に1ドル間隔で計200本の注文を敷き詰めてスタート。

入金額や設定状況は次の通り。

  1. 入金額は100万円
  2. 151ドル~200ドルの注文を稼働
  3. 1ドル~150ドルの注文は稼働停止

この記事を書き終える2021年1月8日時点の成果を公開します。

約1週間で、実現損益が8692円、金利が-9円。

第一印象は「トラリピよりも高パフォーマンスで運用できる!」

引き続き運用を継続して、資金が増えたらセット数を増やすか、利確幅を変えた注文を追加しようと思います。

結果はブログで公開予定ですのでお楽しみに。

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