資産運用

マネーパートナーズはスワップポイントに注意【通貨ペアの選択は慎重に】

マネーパートナーズはスプレッドが狭いことを売りにしているけど、スワップポイントはどうなの?

 

こんなお悩みを解決する記事になっています。

 

私は代用有価証券を利用して、マネーパートナーズでFXの自動売買を始めました。

 

最初に採用した通貨ペアの中にAUD/JPYがありましたが、始めて1か月経たずに強制決済して撤退。

 

ほかの通貨ペアに切り替えることにしました。

 

理由はマイナススワップが高すぎるから。

 

この記事ではマネーパートナーズのスワップポイントについて、実体験を踏まえて細かく解説します。

マネーパートナーズのマイナススワップは高い

 

マネーパートナーズのマイナススワップはとても高いです。

 

人気の高いUSD/JPYとAUD/JPYは特に注意が必要!

マネーパートナーズHPより引用】

 

2021/8/20時点のスワップカレンダーです。(1万通貨単位当たり)

 

代用有価証券の場合は1万通貨単位からの取引になるので、どちらの通貨ペアもマイナススワップがたったの1日で約100円も発生します。

 

ハーフ&ハーフで運用している方は、USD/JPYは長らく売りポジションの範囲で動いていると思います。

 

仮に利益値幅を9,000円にしている場合、100日間売りポジションを抱えただけでマイナススワップが上回り、赤字となります。

 

売りポジションの範囲で長期間停滞してしまうと、気づかないうちに大きな被害となって取り返しのつかない事態になる可能性が。。。

 

マネーパートナーズでは、通貨ペアを選ぶ基準にスワップポイントを考慮する必要があります。

 

マイナススワップを他社と比較

 

参考までにDMM.FXのスワップカレンダーを掲載します。

 

DMM.FXのHPより引用】

USD/JPY AUD/JPY
DMM.FX -9円 -4円
マネーパートナーズ -97円 -98円

 

圧倒的にマネーパートナーズのマイナススワップが高いことが分かりますよね。

 

USD/JPYとAUD/JPYに限らず、マネーパートナーズは全体的にマイナススワップが高いです。

 

そのうえ、プラススワップも大したことがないので、なるべくマイナススワップが小さい通貨ペアで運用することをお勧めします。

 

マネーパートナーズでお勧めしない通貨ペア

 

大原則として、トラリピと同様に次の条件で通貨ペアを絞ります。

 

  • レンジ相場になっている
  • 新興国通貨ペアではない

 

この基準を満たしている通貨ペアの中で、マイナススワップが高い通貨ペアは次の通りです。

 

  • USD/JPY(約-97円)
  • EUR/JPY(約-86円)
  • EUR/USD(約-80円)
  • AUD/JPY(約-98円)
  • NZD/JPY(約-62円)

 

マイナススワップが50円以上という基準で選んでみました。

 

NZD/JPYのマイナススワップが高いと感じるかどうかは人それぞれですね。

 

AUD/JPYの運用を止めた理由

 

参考までにAUD/JPYの運用を止めた理由をスクショで解説します。

 

2021/8/4に売りの新規注文が発生(①)

 

2021/8/13に手動で強制決済(②)

 

強制決済した時点のマイナススワップの累積が1,066円(③)

 

たったの9日間で1,000円以上のマイナススワップが蓄積しました。

 

このまま決済されずにポジションを抱え続けると、すぐにマイナススワップが利益値幅を上回って大赤字になると思い、強制決済&運用停止を決断することに。

 

実はこの後、AUDが一気に値下がりして買いポジションのレンジに突入したので、強制決済しなければ約7,000円弱の利益が確定したのですが。。。

 

とはいえ、これは結果論。

 

 

こちらのスクショはトラリピのAUD/JPY成立履歴です。

 

2021/2/15に売りの新規注文が発生(①)

 

2021/7/19に決済(②)

 

⇒売りポジションを154日間抱え続けた結果、マイナススワップの累積が418円。

 

マネースクエアのマイナススワップは1万通貨単位当たり約28円なのでこの程度で済みました。

 

仮に、マネーパートナーズで同じ期間ポジションを抱えたとすると、約15,000円のマイナススワップ

 

今では損切りしてでも撤退して正解だったと思ってます。

 

マネーパートナーズでお勧めの通貨ペア

 

先ほど紹介した大原則の条件を満たし、かつ、お勧めしない通貨ペアを除いたものがお勧めです。

 

具体的には次の通り。

 

  • USD/CAD(約-21円)
  • CAD/JPY(約-29円)
  • AUD/USD(約-42円)
  • NZD/USD(約-32円)
  • AUD/NZD(約-14円)
  • EUR/GBP(約-24円)
  • GBP/AUD(約-11円)

 

どの通貨ペアもマイナススワップが50円未満です。

 

AUD/JPYの損切り&撤退後は、トラリピの実績を踏まえてCAD/JPY、AUD/NZD、EUR/GBP、AUD/GBPの4通貨ペアで運用しています。

 

資金が増えたら、この中から運用する通貨ペアを増やす予定です。

外国為替証拠金取引のマネーパートナーズ

まとめ

 

スプレッドは狭いですがマイナススワップが全体的に高めなマネーパートナーズ

 

とはいえ、代用有価証券+連続予約注文は現金不要でFXの自動売買ができるすばらしいサービスです。

 

塩漬けになっている株式を有効活用できるので、利用しない理由はありませんが、運用するときはスワップポイントに注意して通貨ペアを選びましょう。

 

「トラリピと同じ通貨ペアで運用しよう!」という安易な考えで通貨ペアを選んでしまうと、マイナススワップで痛い目に合う可能性があるので要注意。

 

まずは次の条件で通貨ペアを絞って運用してみてください。

 

  • レンジ相場になっている
  • 新興国通貨ペアではない
  • マイナススワップが低い

 

この記事がマネーパートナーズの代用有価証券にチャレンジする手助けになれば幸いです。

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