- 医療事務って退屈?
- 医療事務って楽な仕事なの?
こんな疑問を解決する記事になってます。
なぜなら、実際に医療事務として働いたことのある経験を踏まえて解説した記事になっているからです。
この記事を読んで医療事務として働くかどうか検討してみてください。
総合的には楽な仕事
あくまでも私の感想ですが、医療事務は総合的には楽な仕事だと思います。
医療事務の給料が低めであることも、楽な仕事であることを裏付けていると思います。
理由は次の通りです。
- 異動・転勤が無い
- 残業が少なめ
- 仕事に納期が無い
異動、転勤が無い
診療科ごとに受付が分かれている病院などは所属する診療科が変わることはありますが、それでも仕事内容が大きく変わるわけではありません。
地方への転勤もありません。
異動・転勤が無いため、働く場所が固定されています。
いい意味でも悪い意味でも、仕事環境が大きく変わることが無いのが特徴。
持ち家の方にとっては理想的な仕事かもしれません。
残業が少なめ
求人を見てもらえばわかりますが、医療事務は残業が少なめです。
昔はレセプトを人が作成していましたが、今はレセコンや電子カルテで簡単に作成できるので負担は大きく減ってます。
「レセプト請求時期は徹夜」といった時代は昔の話です。
プライベートの時間を確保しやすいのが医療事務のメリットです。
仕事に納期が無い
普通の会社であれば、どんな仕事にも納期があります。
医療事務の仕事には納期が無いので、「仕事が間に合わない!」といったドタバタ感がありません。
レセプトは毎月10日までに提出する必要がありますが、前述の通り、レセコンや電子カルテから簡単にレセプトが作成できるので、レセプト提出期限に間に合わないといったことは稀。
医療事務は、納期が迫っている時のプレッシャーを感じることは無いでしょう。
メンタル面:正直キツい
どの職種もメンタル的に厳しい面は当然ありますが、医療事務はその特性からメンタル面で負荷がかかりやすい仕事だと思います。
理由は次の通りです。
- 女性の比率が圧倒的に高い
- 病気を抱えた患者と日々接する
女性の比率が圧倒的に高い
女性の比率が非常に高い職種なので、人間関係に悩む可能性が非常に高いです。
他の職種でも仕事(職場環境)が嫌になる原因の大半は人間関係だと思いますが、医療事務においては顕著。
男性の医療事務員が数名いるだけで職場の雰囲気は違うと思いますが、男性の割合が高い環境は期待できません。
女性にとっては女性特有の面倒くさい人間関係がネックとなり、男性にとっては女性に囲まれた職場環境がネックとなるでしょう。
病気を抱えた患者と日々接する
高熱や嘔吐でぐったりしている患者さん。
捻挫や骨折でみるからに痛々しい患者さん。
精神的に病んでふさぎ込んでいる患者さん。
病気を抱えた患者さんを相手にする仕事なので、非常に神経を使います。
時には、こちらまで暗い気持ちになることも少なくありません。
診察中は「明るく楽しい職場」という雰囲気とは無縁です。
フィジカル面:正直楽
事務なので力仕事はありません。
足の不自由な患者さんの補助を任されることもあるかもしれませんが、ケースとしては稀。
冷暖房の効いた空間で一日中座って仕事をするので体力的には楽です。
ただし、体調管理は他の職種に比べて重要です。
先述の通り、病気を抱えた患者さんを相手にする仕事なので、感染リスクは避けて通れません。
常に感染しない・させない対策が必要になります。
楽というよりも退屈
医療事務は確かに楽かもしれません。
ただ、私は「楽」というより「退屈」な仕事という印象です。
納期の無い同じ内容の作業を、ただひたすら毎日繰り返すので変化がありません。
スタートもなければゴールもないのが医療事務の仕事です。
下記の記事でも紹介した通り、特にクリニックの医療事務は休憩時間が長いので余計退屈です。
-
【医療事務必見】空き時間を利用して低い給料は資産運用でカバー
医療事務は給料が低い。なんとかして収入を増やしたいけどどうすればいいの? こんなお悩みを解決する記事になってます。 なぜなら、私はこの記事で紹介する方法を実践した結果、医療事務として働き ...
この退屈な時間を逆手に取るくらいの心掛けが必要だと思います。
「楽」「暇」に関してですが、診療科や時期によって左右されます。
例えば、耳鼻咽喉科の場合は春と秋の花粉の時期に患者が集中します。
内科や胃腸科は風邪やインフルエンザが流行する冬に患者が多く来院します。
一方で、整形外科や心療内科は季節にあまり左右されません。
医療事務に携わる場合は診療科選びも重要なポイントと言えるでしょう。
まとめ
給料が低い水準であることからも分かる通り、総合的には医療事務の仕事は楽だと思います。
ただし、女性の比率が非常に高いので、人間関係に悩みやすい職種だと思います。
ブラック企業や毎日納期に追われる仕事から転職してきたら「楽」「退屈」という印象を受けるかもしれません。
ただ、診療科や時期によって患者さんの数が変わる場合があるので注意が必要です。
「楽」「退屈」という印象だけで安易に携わろうとせず、この記事で紹介した注意点を踏まえ、転職するかどうか判断してみてください。